子どもが幼稚園や小学生くらいの頃って、お誕生日会など複数の子ども達が集まる機会があったりするものです。
お友達に呼ばれてお誕生日会に行ったりすると、子どもとしては今度は自分の時にもお友達を呼んでみたいって思ったり。
そういう子どもの気持ちをなるべくかなえてあげたいとは思うものの、複数の子ども達が集まるパーティ、何人集まるかはっきりしたことは当日までわからないし、ケーキをどのくらい用意したらよいだろう?どのくらいの大きさならいい?って準備する親の方は困ったりするんですよね。
そんな時、手作りのクロカンブッシュは如何でしょうか?
クロカンブッシュはもともとフランスの結婚式で使われる伝統的なウェディング・ケーキ。
実際にはケーキとは違い、小さなシュークリームをたくさん使って、カラメルでコーティングしつつ円錐形に高く積み上げたお菓子です。
名前だけは聞いたことがあるという方も多いのでは?
シューの積み上げは子孫繁栄を願って、また結婚するカップルの幸せがたくさん訪れるようにとできるだけ高くする習わしがあるんだそうです。
ただ単にシューを積み上げるだけではなく、アイシングやマジパンなどで色鮮やかに飾りつけたりバラなどのお花をあしらったりした素敵なシュークリーム・タワーは存在感抜群です。
クロカンブッシュは複数のシュークリームで出来ているため、最終的に集まるのが何人になるか分からないような時でも心配が要りません。
子ども達がそれぞれ気に入った量を取り分けて食べることが出来ます。
見た目にも、アラザンやチョコペンなど飾り付けに工夫をしてカラフルにデコレーションすれば、とってもゴージャスなケーキになりますよ。
あまり手間をかけずに作る場合は、プチシュークリームを必要な分だけ購入し、砂糖を溶かしたアイシングで接着して積み上げていくと手軽に出来上がります。
その場合、厚紙などで円錐形の土台を用意しておいて、その円錐形を囲むように周囲にシューを配置していきます。
シューが積み上がったら、可愛くデコレーションして出来上がり。
もしシューも手作りする場合は、シュー生地をあらかじめ必要分焼いて置き、カスタードクリームを絞り出し袋に入れてシューに注入します。
カスタードクリームは手作りしても美味しいですが、量が要るので大変なため、粉末のカスタードクリームの元が製菓材料店にあるのでそれを使うのも手です。
ネットで購入する事も出来ますよ。
最後に、クロカンブッシュは本来「カリッとした口当たりの」お菓子という意味なのですが、日本の風土はどうしても湿気が高いのでシューがカリッとしにくいのが難点。
とはいえ、ふわっトロっとした口当たりもまた美味しいので、そこはお好みですね。