椎間板ヘルニアの手前くらいで、少し軽めの症状を椎間板症ということがあるそうですが、
その腰部椎間板症と10年程前に診断されたことがあります(´・ω・`)
軽めといっても、腰の痛みは結構なもので、仕事だけでなく、
普段の日常生活にも支障があるくらいの痛みを伴いました(T_T)
椎間板は、背骨を構成する椎骨と椎骨の間で、クッションの役割を担っていますが、
変性という老化現象により椎間板の機能が低下し腰痛が起こると腰部椎間板症と診断され、
急性または慢性の腰痛となります。
更に、椎間板の内容物が突出すると椎間板ヘルニアとなります。
突出した椎間板が神経を圧迫すると下肢にも痺れや痛みなどが生じますので、
椎間板ヘルニアになると急性の激しい腰痛と下肢痛になります。
腰部椎間板症と腰椎椎間板ヘルニアを別の症状と考えると、私の場合は、
下肢の痺れや痛みもありましたので、併発したという言い方もできるかもしれません。
レントゲンでは、痛めた箇所の椎骨と椎骨の間隔が狭くなり、
椎間板が少し押し出されていたため、そのような診断結果となったのだと思います。
3箇所程の整形外科で、診察と椎間板ヘルニアの治療を受けましたが、同じような説明でした。
どのように痛めたかというと、
物を運んでいた時で、慌ただしく、どれくらいの重さか分からないような物を持ち上げた時に、
ギクッと腰に違和感が生じました。
その日は、そのまま仕事を続けましたが、翌朝、強い痛みを感じ、何とか出社したものの、
仕事が手につかず、すぐに整形外科に行きました。
何十キロの物だったか分かりませんが、結構な重さだったと思います。
最初に行った会社近くの整形外科での治療についてですが、理学療法は電気療法で、
いくらか痛みが軽減されたと思います。治療が終わったら、鎮痛剤の内服薬とシップ、
それからコルセットを受け取って帰りました。
ですが、そう簡単に痛みが引くことはなさそうでしたので、会社が休みの時に通えるよう
自宅近くの整形外科にも行きました。
そこでの理学療法は、牽引療法で、腰椎を引き伸ばすことにより椎間板にかかる圧を
低下させ痛みを緩和してくれます。3箇月くらいは、毎週通い牽引療法の治療を受けました。
ただ引っ張るだけかと、最初は思いましたが、結構効果があり、治療後は腰の状態が
楽になったように思います。
こちらの整形外科でもシップを処方してもらい、毎日、貼っていました。
また、下肢の痛みが強いときに、太股に注射してもらったことも何度かありました。
椎間板ヘルニアの治療では注射してもらうことがありますが、これは始めの方でも
お話しました通り、腰椎椎間板ヘルニアでは、突出した椎間板の内容物が神経を圧迫し
下肢に痛みや痺れが生じるからです。
そのように椎間板ヘルニアの治療を定期的に受けることにより、
半年後くらいには、痛みを感じることがなくり、現在は、特に違和感を感じることもありません。
一度、痛めると、完治することはないように聞きましたが、幸いにもその後、
後遺症のようなものを感じたことはありません(^O^)/
怪我をする前より腰が弱まったとは思いますが、再発しないように心掛けています。
ただ、6年程前にも朝、腰の痛みを感じ、仕事が終わってから整形外科に行ったことがありました。
その時は、大したことはなく、マッサージを受けて帰りました。翌日は、特に痛みはありませんでした。
原因は、前日の夜にうつ伏せに寝そべってパソコンを使っていたためです。
整形外科の先生からは、そんな姿勢で長時間いたら誰だって腰を痛めると言われました。
腰痛の予防としては、年々、体力なども衰える訳ですから、それを考えて無理のない作業を
心掛けることと、物を持つときは体を近づけるなど腰への負担を減らし、普段の生活でも
正しい姿勢を意識するなどの注意が必要だと思います。
また、当時、整形外科の先生からは、
背骨が弱まった分、腹筋と背筋を鍛えることも必要と言われました(^_^;)
ただ、それは、私が当時、30歳前半であり、それ程重傷ではなかったからだと思います。