カルトナージュとは、厚紙などで作った箱に布や紙などを貼り付けて作った手芸作品のことです。
もともとはフランス発祥の手芸なのですが、日本でもその手軽さから主婦などの手芸として愛されてきました。
特徴としては亜つまみで作った箱などであれば何でも良いわけですから、自由な大きさに作ることも出来ますし、自分の好みの布などをはりつけることが出来るため、個性に富んだものが多いのがカルトナージュの最も大きな特徴だと言えます。
基本的には小物入れを作ることが多いようですが、腕が上達してくると三段重ねで可動式のボックス
なども作れるようになりますから、作ることが出来るものはほぼ無限大だと言えるでしょう。
見た目は手作り感が前面に押し出されたような風貌ですので、とても温かみのある作品になります。
中には芸術作品のような素晴らしいものを作ることが出来る人や、家具など大掛かりなものまでカルトナージュで作る人もいるようですが、もともと簡単な手芸として生まれたものですから、気軽に取り組むのが良いのではないでしょうか。
日本では紙を張るよりも布を張る場合が多く、布箱と呼ばれることも多いようです。
地域によってはその地域特産の布を使ってカルトナージュを作る人もいますから、地方ごとの特色が楽しめることも人気がある理由かもしれません。
主婦に人気の手芸と言いましたが、最近では若い人にもカルトナージュを行う人が増えているようで、箱だけではなく写真立てなど各々が好きなものを作り、それに布などでデコレーションするのが人気になっているようです。
安価で製作できる上に、手作りでのプレゼントにも使えますから、気持ちを込めて贈りたい人にカルトナージュで作った品物を贈ると、非常に喜ばれるのではないでしょうか。
決められたルールは特にありませんから、自分の好きなように好きなものを、空いた時間に作るということこそが、カルトナージュの醍醐味なのかもしれません。